素朴な疑問 Q&A

住まいについて、土地について、設計について、施工について、
あなたの素朴な疑問に、なんでも、
お答えします。





Q8:
地鎮祭後すぐに工事にとりかかるのですが、
それまでに近所へあいさつに行ったほうがいいと考えています。
(工事の騒音などもあるため)
いつごろにいくのが良いのでしょうか?
また何か持っていくのですが、値段はいくらぐらいが妥当でしょうか?
教えてください。
  (Bさんよりの質問  2006年)

A8:

近隣への挨拶は、地鎮祭の当日、式が終わってからが一般的です。
施主様と工務店の担当者が揃って、必要と思われる範囲を廻ります。
工務店は、名入りの「てぬぐい」程度です。
挨拶先の数にもよりますが、
施主も簡単なもので良いと思います。


Q7:
(1)


上棟式を行う際の、大工さんたちへの 
ご祝儀の相場を教えてください。
鳶の頭、棟梁を含めて 13人くらいです。
                兵庫県「K」さん よりの質問 2001年8月 


(1)


最新の情報を得るために、付き合いのある工務店(2個所)に
問い合わせました。
どちらも東京の、住宅がメインの小規模な工務店です。
なるべく「生」の声を書きます。
答 1) 大工の頭   1万円
     鳶の頭    1万円
    現場主任(監督) 1万円
    その他職人さん達 5000円
答 2) 大工の頭  1〜2万円
     鳶の頭   1〜2万円
    その他職人さん達 5000〜1万円
   (但し、地方へゆくと派手になって、少し上になるかもしれない)

私のコメントとしては、答 1) のシンプルなので充分だと
思いますが、いかがでしょうか。
答 2) の方は、引き出物(お土産)があるときと、
ないときでも、上下する場合があると言ってました。
面倒でしたら、工務店にすべてまかせて、
後で精算という方法でも良いんですよ。
そんなときに、職人さんとしてはお土産よりも、ご祝儀をもらったほうが
ありがたいので、上記のような声になるんだと思います。

Q7:
(2)


ご回答をありがとうございます。
当方は兵庫県の地方でもあり、東京とは事情も異なるかも
しれないと考えて、工務店の人に相談してみました。
大工の頭に 1〜3万円、その他の職人さん達に 
5000円程度が相場とのことでした。
鳶の頭は特にいなくて、大工の頭が一人、
その他の方たちが7人の計8人とのことでした。
結局、棟梁に3万円、工務店の社長に3万円、
その他の方たちに各5000円ずつを包むことにしました。
当日の、お酒やお寿司などを考えると、結構な出費となりますが、
柱を建ててくれる大工さんへの「ねぎらい」と、工務店への
様々な注文代と思って、頑張ることにしました。

A7:
(2)


お役に たてたのでしたら、うれしいです。
お土産(引き出物)があるのなら、
1〜3 のまん中の 2万円でも良いのでは・・・
という気もしますが・・・、東京の感覚でしょうか。
そちらの 地域性もあるのでしょうね。
良い お住まいができることを、祈っております。


Q6:


わが家を建築予定の敷地に、久しぶりに行ってみました。
結構、草が生えてきているんです。
つる性の植物や、いろんな雑草が、のび放題です。
あれって、家を建てる前に草むしりをしておかないと、いけないんですか。
施工業者さんがやってくれるんですか。
費用がかかるなら、自分でなんとかしょうと思います。
今のうちなら、少しずつ除草剤という手もあるし・・。   
             埼玉県「つらら」さん より の質問 2001年5月

A6:


特に決まりはありませんので、私の経験で、お話します。
既に工務店に依頼して、着工や、地鎮祭のスケジュールも
決まっているのでしたら、その業者さんに頼みましょう。
地鎮祭の準備、また、地縄張りのためにも、やってくれる筈です。
それに対して何か、言ってくるようなら、(手間賃など・・)
その工務店は考え直した方が良いかも・・・。
工務店が未定の場合は、草刈りの義務は、
土地所有者の「つらら」さんにあります。
これは、近隣の方たちへのマナーでもあります。
夏は蚊が発生するでしょうし、秋は枯草が不審火の
原因になるかもしれません。
以前、私のお客さんは、空き地のままだと
毎年秋になると、役所から(消防だったかも・・)
安全のため、草を刈るように要請があったといいます。



Q5:


設計事務所が行う「設計および監理」の 「監理」って、何ですか。

A5:


設計図書通りに、工事が行われているか否か、現場をみることを
建築設計事務所の 「監理」と言います。
建て主と、設計者が何ヶ月もかけて、作りあげた建物の図面です。
現場では、建て主の代理も兼ねて、設計者がチェックを行います。
これに対して、「現場管理」は、施工業者が自ら行うものです。
工事の流れ、材料や職人さんの手配、現場の安全確保など、
いわゆる現場監督が、これを行います。
「設計の監理」と「現場の管理」は異なるもの
ということを理解して下さい。


Q4:


設計事務所に相談をした場合、有料になるのは、
どのあたりからですか。

A4:


設計事務所によって異なります。私の場合でお答えします。
理想は、基本計画(基本案)までは無料、
基本設計以降は有料となる形です。
すなわち、ここで設計契約を結ぶわけです。
但し、基本案が2,3回位までで、まとまればこれで良いのですが、
なかなか固まらない場合には、適時有料としたい旨を、
お話しさせてもらっています。
設計事務所は基本案の段階で、既に、敷地調査や、役所調査を
済ませています。ときには、模型も作ります。
ここまでは、営業活動の範囲内とみなしています。
どうか、常識的な判断で、率直にお話し合いされることを
お勧めします。
因みに、基本設計とは、より実施に即した設計のことです。
製作する図面も、確認申請にも使えるようなものとなります。
次の段階が実施設計で、これにより見積りや、工事を行います。


Q3:


変形敷地は安いと聞きます。
ですが、家が建てられないようでは困ります。
どうやって、見きわめれば良いですか。


A3:


変形敷地には、平面的な変形と、断面的な変形とがあります。
平面的なものは、三角形や台型などの不整形な敷地。
断面的なものは、斜面敷地や、法面(のりめん)を含む敷地です。
結論から言うと、どちらも家は建ちます。
建て主さんが、どこに価値を置くかによって、
割高か割安かが、決まります。
家に、四角な各部屋と、四角で平らな庭を求める人は、
普通の土地を選ぶのが良いでしょう。
庭が多少斜めでも、見晴らしを尊重したい、あるいは、
建物内の、変化ある空間を楽しみたいという人は、
変形敷地にチャレンジしてみて下さい。
建設費が割高になるという心配は、変形敷地という割安さで、
充分に補ってあまりあるはずです。
但し、できるならば、購入時にプロへの相談をお勧めします。
そして、盛土と切土には、注意したほうが良いでしょう。




Q2:


上棟式はやったほうがよいのでしょうか。

A2:


住宅メーカーの場合は、原則として「上棟式」はやらない、
という考えが多いようです。
工務店に依頼した住宅ならば、行うことをお勧めします。
神主さんこそ呼びませんが、工事の無事をお願いする式です。
それと、なにより、職人さん達への慰労の意味もあります。
家の完成へ向けて、「住みて」と、「作りて」が、気持ち良く
お付き合いするための、全員集合の場、と言えるでしょう。
建て主さんは、鳶の頭と大工の棟梁に、些少なりとも
御祝儀を用意したいものです。


Q1:


地鎮祭はやるべきですか。
普段、なじみがないので、近所の神社も知りません。

A1:


「地鎮祭」は 行うほうがよいでしょう。
敷地の神様に、土地を乱すことへの、許しを請うわけです。
工事の安全や、建物の安泰を、土地の神様にお願いします。
神主さんへの依頼は、工務店におまかせしても構いません。
建て主さんが用意しなければならない品も、
工務店の人にたずねましょう。
式の後、建て主さんと工事担当者は、ご近所へあいさつ廻りを
する良い機会です。



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